モビプレップで乾杯した話

みなさんお久しぶりです、カシオレ侍です。

 

今、医学科6年生は病院での面接やマッチングに忙しい時期で、周りにも最後の追い込みに病院見学に行く人がたくさんいます。

 

今回は、自分が過去に回った病院見学で最もインパクトに残った話をしたいと思います。

 

 

 

 

その病院は救急が有名で、救急科を回らせていただいたのですが、

 

「はいこれ😊」

 

と看護師さんから突然紙コップを渡されたのです。

 

その看護師さんの手にはモビプレップがあったのでした..!

 

 

 

医療従事者以外の方にもモビプレップの説明をしますと、この薬は大腸内視鏡や大腸手術の前に、腸管の中にある排泄物💩を予め排泄させるための下剤です。

 

「経口腸管洗浄剤」と言う文字だけ見るといかついですが、下剤です(念押し)。

 

 

お医者さんや看護師さんからは「ポカリスエットみたいな味するから大丈夫よ〜」「2リットルがんばって飲んでね〜」と説明を受けるのですが...

 

患者さんからは不評で、まずいまずいと言いながら鼻を摘んで飲んでらっしゃる方も結構いるくらいです。

 

 

 

まさかその薬を見学先で飲むことになるとは!

 

気づいたら、周りの看護師や医師も同様にモビプレップの入った紙コップを手に取っていました。

 

そして

 

「かんぱーい🍺」

 

と居酒屋よろしく一気飲みしたのでした。

 

 

 

これ下剤だし、処置室の一角なんですけどね...

 

 

ちなみに味は確かにポカリスエットに近いなとは思いましたが、

 

独特の苦味があり、何より後味が悪いこと悪いこと!

 

甘いジュースを飲んだ後に口の中に粘りつく感じがしばらく続いていました。

 

でも、鼻つまむほどは不味くないなと思いました。

 

といっても、自分は紙コップ1杯だけだったので、2リットルこれを飲めと言われたら確かにしんどいかもしれませんね笑

 

 

 

その後は無事(?)下剤の効果も現れずに一日過ごすことができました。

 

今思い出しても、なかなかあのような経験は実習や研修でもできるものではないので、貴重な経験をさせていただいたなと思っています。